国立病院機構埼玉病院が健康管理システム「Carely」を試験導入。医療従事者の勤務環境改善として。

健康労務の自動化クラウド「Carely」を提供する株式会社iCAREは、独立行政法人国立病院機構埼玉病院(以下:埼玉病院)に、医師・看護師をはじめとした医療従事者および院内スタッフの健康管理の充実を目的として、Carelyの試験導入が決定したことをお知らせいたします。

導入の背景

医療機関における医療従事者の確保が困難な昨今、質の高い医療提供体制を構築するためには、勤務環境の改善を通じ、医療従事者が健康で安心して働くことができる環境整備を促進することが社会的に求められています。

埼玉病院では2018年11月から新棟が増築され、病床数が350床から550床へと増床したことによって、医療従事者や院内スタッフが1000名を超えるようになりました。それに伴い、専属産業医の採用を行うなど法定対応を進める一方で、健康管理の充実と効率化を実現する仕組みが必要になり、法人向け健康管理システム「Carely」を検討するに至りました。

健康管理システム「Carely」では、従業員それぞれの健康情報(健康診断、ストレスチェック、残業時間など)を一元管理することで、人事や産業保健スタッフが抱える健康労務の効率化を目的としたシステムです。埼玉病院で働く医療従事者や院内スタッフの健康管理を充実させ、安心して働き続ける環境づくりの一環としてCarelyが有効だと判断され、試験導入となりました。

Carelyで実現できること

・健康診断、ストレスチェック、長時間労働管理の一元管理と活用
・院内全体のストレスチェック実施と結果保管
・人事機能である事務局と産業保健スタッフの情報連携の効率化

本格導入に向けた今後の方針

今回の試験導入では、健康管理システムを用いた健康情報を一元管理、業務工数の削減、勤務環境の改善効果をを確認します。これにより病院施設における本格導入に向けた、運用の最適化とシステム仕様の検討を進めます。
今後は、iCAREがすでに取得をしている競争参加資格通知書を用いて、入札を通して導入業者として正式に決定する予定です。また、国立病院機構に属する他の病院施設に向けても展開していきます。

Carelyについて

Carelyは、人事労務担当者が抱える煩雑で複雑な健康労務をテクノロジーで効率的&効果的に変え、「担当者の工数削減」と「従業員の健康創出」を実現する健康管理業務効率化クラウドです。

Carelyを導入した企業では、健康診断・ストレスチェック・長時間労働などのデータを一元管理し、有所見者・高ストレス者・過重労働者が自動抽出されます。それらの労務リスクのある従業員に対して、Carely内で必要な改善措置までを完結することができるため、人事労務担当者の大幅な業務効率化が実現します。

株式会社iCAREについて

株式会社iCAREは、現役の産業医が代表を務める法人向けヘルスケアサービスを提供する会社です。『カンパニーケアの常識を変える』をミッションに掲げ、日本の労働者と組織の予防インフラを創り上げることを目指しています。