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【Devチーム紹介_Vol.21】CTOおぎじゅんさん&VPoEとしさん

こんにちは!
UI/UXデザイナーをやっております、じゃっきーです!

2021年5月から、弊社開発チームは新体制となり、
VPoEのとしさん、CTOのおぎじゅんさんと、2トップ体制に移行
することとなりました。
今回は新たにチームを牽引していく2人に、新体制になった経緯やこれからの未来についてじっくりインタビューしてきました。

2トップ体制になった経緯

ーーーまずは、エンジニア組織が2トップ体制になった背景を教えてください

とし:去年の7月に僕がVPoEになって、8月にCTOだった石野さんがCOOにあがりました。
それからしばらくCTOが不在の状態になっていたんですね。

それからも基本的にはCOO石野さんと2人で開発チームを見てきたんですが、組織が大きくなる中で石野さんがこのまま開発に直接関わることが、組織がスケールする上でリスクになってきた。石野さんはもっと上の管理をしていかなきゃいけない、開発から離れざるを得ないと。
そんな中でおぎじゅんさんが入ってきてくださったんです。

おぎじゅんさんは非常に優秀で強い知名度もあり、外部訴求率も高い。またEMとして入社早々からメンバーの信頼を集めながら活躍されてきた。そんなおぎじゅんさんにCTOについていただいて、強い牽引力で強力にチームを引っ張りつつ、僕が支えていくところを理想として、2トップ体制になりました

おぎ:石野さんが開発チームを見ていた頃って、外部メンバーを入れても20人くらいの状態だったわけですよ。
としさんがVPoEになり、石野さんがCOOになって、石野さんは経営により注力しなきゃいけないっていう時に、どんどんメンバーは増えていって、社員だけで30人、全体で40人の組織になっていった。

今まで石野さんがやっていた仕事を誰かがやらなきゃいけない中で、VPoEが1人でチームの面倒を見るってはっきり言って無理なんですよ。
なので昔石野さんが20人くらいの人を一人でまとめていたのを、40人近くの人数をとりあえず僕らは2人でっていうのは、バランス、比率として合ってますよね。

とし:あとは本当に僕らの事業フェーズとして飛躍的成長が望まれる中で、もっと組織の生産性を高めるとか、メンバーのモチベーションを上げるとか、そういったところに取り組みたいっていうのもあった。

煽るCTO、支えるVPoE

ーーーたしかにVPoEとCTOとで役割を分けようっていうよりは、2人でやっていこうという空気を感じます

おぎ:そうそう、なるべく一体化してやっていきたい感じです。分担はある程度してるんですが、レポートラインとか承認フローとかあるじゃないですか。経費精算するとか。そういうメンバーの承認フローとかは2人がどっちが承認してもいい、という形にしてもらったんですよ。勤怠管理とかのフローも全部そう。そういう些細なところからなんですけど、このチームは2人で見てるぞっていうのをガッと握っているつもりなんですよ。

とし:巷ではCTOは技術責任者、VPoEは組織責任者っていう感じなんですが、そこを明確には分けてはいないです。ただおぎじゅんさんと僕は明確に得意分野がはっきり違う。

おぎ:キャラも全然違うしね

とし:おぎじゅんさんはどちらかというと未来志向。
今ないものに対してビジョンをつくって、そこに向かってコトを進めていくのが得意というか、そこにすごい力を持ってる。
僕はそこが弱いけど、物事を確実に進めていくてところが僕は得意。

おぎ:僕は煽る役なんですよ。煽られると火がついて燃える人もいる。
でも一部の人は不安になる。不安になった人をとしさんは的確にサポートする。
「おぎじゅんはああ言ってるけど、こういうことだから大丈夫だよ」っていう、ビシッと押さえてくれる。

とし:おぎじゅんさんは先頭で将軍が旗を振っているような役で、ぼくはしんがり。最後方で食料とか確保するような人。

おぎ:しんがりだから後ろから撃たれたりする危険性があるわけですよ。後ろにちゃんといてくれるのが大事。
そういうキャラの違いの役割分担みたいなのはあるけれど、組織のことをどう変えていきましょうみたいな話をするときは2人でガンガン議論して、ああでもないこうでもないってやってるので、どちらかが自分の役割の中だけを決める、というわけでは全然ないです。

おぎ:でもこういう、ここまで面倒見がいい人があらかじめいる組織、なかなかないんですよ。そういう人がいてくれる組織だったからこそ、石野さんは僕ととしさんが合体した組織だったらおもしろそうだなって思ってくれたんだと思うんです。

たとえば僕がある日の夜何かいい感じのアイディアを思いついたとするじゃないですか。
「こんなふうにしたらいいんじゃないかな」って妄想を呟くんです。
そうすると次の日カレンダーにスケジュールが入っていて、主要なメンバーが呼ばれていて、ミーティングがセットアップされているっていう状況をとしさんが作ってくださってるわけですよ。それで第一歩動き出すっていう。
俺が喋ってるだけだったら進まないんですよ。進めてくれる人がいる。そういうのをキャラの違いで自然にできちゃう。いいですよね。

ーーー入社する前と後で、おぎじゅんさんにギャップなどはありましたか?

とし:ギャップはなかったですね。
当時おぎじゅんさんが有名とかそういう意識は全然なくて、話してみて「この人ぼくらと全然違う視点で物事を見れるし、今無いものをつくる発想力とか視野がすごい。僕らが成長する上でこの人がいたら全然違うだろう」と思って採りにいきました。組織に合う合わないより、今組織に足りない人だ!採りに行こう!と。

おぎ:そういえば技術陣と面談したときは、「会社の文化をわかってもらおう」みたいなのは一切なかったですね。それは明確に違ってて、石野さんと会ったときはずっとテンション高くて、iCAREのブログとかから伝わってくるある種ハチャメチャな感じをすごく感じたんですけど。その後、技術陣と会ったときは、メンバーは「なんだこの人...?」ってちょっと戸惑ってる感じで。そういう雰囲気を感じました。
(その時の詳しい様子はこちら

とし:情報がほとんど無い状態で会ったもので。笑
でも「この人すげーな」っていうのが面接の短時間でも伝わってきました。
そこは今も変わらないですね。イメージ通りというか。裏表が全然ないんですよね。

おぎ:今まで会社にいなかったタイプだよねっていうのはオファー出た後に会った経営陣にも言われました。「いいねえ!今までこういうタイプ開発チームにいなかったよねぇ!」って。どういうタイプがいなかったのな?

とし:おぎじゅんさんって起業家タイプっていうか、今までに無かったものを生み出すのができる人なんですよ。原案があってそれを形にするのが得意な人はたくさんいたけど、やっぱりおぎじゅんさんタイプはいなかった。プロジェクトスタート時に案を出してくれると「ほう!」となる。

おぎ:そうなんですかねえ、自分じゃよくわからないな。笑

他の部署の人が羨むくらい楽しく仕事をやりたい

ーーーiCARE全体に対して、プロダクト開発以外で開発チームがやっていきたいことはありますか?

とし:俺はいつも言ってることになっちゃうけど...組織文化作りかな
(としさんの組織文化作りへの情熱溢れる記事はこちら

おぎ:文化も事業もプロダクトも開発から発信していくんだっていうね。
それに関しては石野さんがみんなと決めたものだと思うんだけど…
DEV DRIVENね。あれいつ決まったんだろう。

とし:僕が入ってから決めたものではありますね。
みんなで大切にしたい価値ってなんだろうって、僕といっせーくんとうっちーくんと石野さんの4人であげました。25個出て、そこから6個に絞って、みんなに投票してもらいつつ決めましたね。

おぎ:このクレドは変えるところがない、一文字も増やしたり削ったりしなくていい、本当によくできたクレドだと思っています。特に副題の方ね。
「組織文化も開発者から発信しよう!The driving force behind our culture」ってやつ。
事業も文化も自分たちが作っていく、それは組織に対して独りよがりではなく引っ張っていこうっていうイメージ。それがすごく良くて。
変えるつもりはないし、踏襲していきたいところです。むしろメンバーも増えて薄まってるところもあると思うから、思い出してもらってよりこれから濃くしていきたいところですね。

ーーーより濃くしていく具体的な手段などは想定していますか?

おぎ:んー、楽しく仕事をしたい!
やっぱりiCAREはどの部署でも大体みんな楽しそうに仕事はしてるけど、いろいろあるじゃないですか。
だから開発チームは今以上にもっと楽しく仕事しようよと。そしたらそれが組織全体に伝染して、新しくiCAREに入ってきた人にも伝播して、それを見た僕たちも、もっともっと楽しくしていこうとなる。
そういうスパイラルを作っていきたい。だから他の部署の人が羨むくらい楽しくやりたい。
とにかく仕事をしていると大変なことがいろいろなことがありますよ。思うようにスケジュールが進まない、そもそもいろんな雑事があって取り掛かる時間がなかなかとれないとか…そういうところ含めて全部、楽しみに転換していきたいです。「楽しまなければプロじゃない」んで。

とし:組織が大きくなる中で、昔だったら20人に意見をいうことってそんなに大それたことじゃなかったんですよ。でも今100人とかを前にしてものを言うことって、結構みんな躊躇すると思うんです。新しく入ってきた人だとコンテキストもわからない中、いきなりものを言えっていうのはリスクもあるし、ハードルが上がっている。
そこを安心して意見が言える、発信できるというところは常にみんなに働きかけていきたい。みんな硬くならずに意見を発信していこうよ!というのをやっていきたいし、大事になってくるところだと思います。

おぎ:会社のCREDOを一番体現しているのが我がチーム、っていうのがいいですね。
最大派閥なんですよね、我がチームは。100人の中の30人以上が開発なわけです。6個とか部署がある中で。それだけ責任はありますよね。

とし:僕今までいろんな会社にいて、開発者が多いとそれだけ開発チームが偉いみたいな感じになってしまって、他の部署の人たちが開発の人に要求しにくくなるシーンをよく見てきたんですね。そういうのは無くしたいです。僕らが発信しつつ、他部署の人たちも僕たちに対して遠慮なくものを言ったり、要求したりできるっていうのを大切にしていきたいです。

おぎ:気軽になんでも言ったり聞いたりして、一緒に夢を語り合ってね。

とし:意外とそこって難しいんですよね。会社によっては営業の人が多いと開発が営業の奴隷みたいになるし、もちろんその逆もある。そこが相互に、対等に関係を築きつつ、気持ち的には他部署も含めて僕たちがひっぱっていくぞというスタンスが、僕は望ましい姿かなと思います。そういうスタンスを開発チームとして示していきたい。

ーーー確かにその辺りって難しいですよね。相互に意見を言いつつ、関係を保つというのは。。

おぎ:実はそこに対して簡単な解決方法が1つあって。
開発チームの実装能力を圧倒的に上げれば要望もすぐ実装できて、今より拾える数が上がるわけですよね。そういう意味で基礎的な実装能力をあげるっていうのは絶対必要なわけです。
良き文化を作るためにも、溢れてしまう要望を拾える力をつける。メンバー一人一人の能力をあげて、新しく入ってきた人も適切に活躍できるようになって、いろんな仕組みを使って1人の力を増幅するようなことをやりながらガンガン鍛えながら進んでいくことによって組織上の垣根も取っ払えるようになるわけだから。バラバラのこと思うのではなく、全部一体のことと捉えて自分たちの組織開発力を部としてあげていきたい。

かわいいプロダクトには旅をさせたい

ーーー弊社プロダクトである「Carely」に対して、今後どうしていきたいですか

おぎ:うちのかわいいCarelyちゃんですね。
「かわいいプロダクトには旅をさせろ」と。そう思ってます。
ある程度厳しい状況に揉まれて強くなる面もあるから、今まで過酷な状況に追い込まれそうだからやらなかったこととか、積極的にやっていきたいですよね。「これやるとこういうリスクがあるから」と今までやってなかったことも、リスクを避けてたらCarelyも成長できないので。そういうことを積極的にやるためには…さっきの話に戻るけど、何が起きても対応できる技術力を身につけていきたい。

とし:僕が入った頃って、Carelyって「オンライン保健室」っていうチャットが主体のサービスでした。そこから人事・産業医の方をサポートするサービスに舵を切って、いろんな機能がどんどんついていった経緯があるので、今のものが完璧で、守るべきなんて全然思ってない。また状況が変わったらガラッと変わることも全然あるんじゃないかなと。旅をさせられる機会があるなら楽しみだし、今はSaasの業界もどんどん状況が変わっていっているので、僕らがそれに合わせて変化や成長する力がないと生き残っていけないし、成長もできない。僕も試練を受けて鍛えられて変わっていくのが望ましいと思ってるし、僕自身そこを楽しみにしているところがある。それがSaasやWEB開発をしていく上でいいところだと思ってるし、作ったものを守るなんて、全然やりたくない!笑

おぎ:プロダクトって作ってる組織に似てくるからね。だからプロダクトを強くしたいから組織も強くなる。連動してるし。Carelyが強くなったらそれを売ってるiCAREも強くなって、組織の強さに戻ってくる。それもスパイラル。巻き込んでいきたいと思います。

とし:顧客価値を提供するってことが大事。顧客価値に最大に合致させるためにどんどん進化していく必要があるし、進化させたい。

おぎ:そうなってくると会社の部署で仕事を切り分けてる場合じゃないんだよね。全社のシステムなんですよ。開発チームで作ってるシステムとか言ってる場合じゃなくて。今までにいたどの会社でも大体そういうことをやらされてきたので、iCAREでも割とすぐに取り掛かっていきたいなと思ってる。でも何年かけてもいいものだからね。今40kgのバーベルあげてる人に今すぐ130kg上げろっていうわけじゃなくて、1ヶ月10kgずつあげてみようって言ったらできそうでしょ?

「こんな良い組織他所にないでしょ?」って言いたい

ーーー今後どんな組織にしていきたいですか?

とし:僕らのサービスって社会的正義がまずあり、働く人の健康を作るっていうのもあるし、そもそも健康を作るっていうのがそれが社会的に不都合っていうのも考えにくい、誰もがいいサービスだねって、言ってくれるようなものを作っている。

おぎ:健康を憎む人はいません笑

とし:かつメンバーが学習力高いっていうのを掛け合わせると、僕らががんばって引っ張ったり突いたりしなくても成長する下地があるっていう前提があって、そこにぼくらは、さらに成長できるような働きかけをしている。

おぎ:ほっといても成長するはずなんで、だから線路に余計な落ちている石がないかとかを見回ったり、障害物を除去してあげながら、スムーズに彼らが進めるように調整してあげるのが僕らの役目。
その気になったらもっと早く進みたいのにって列車がいっぱいいるから、整備してあげようっていう気になるし。「線路の状態が不安だから80kmぐらいしか出せない」って思うんだったら、「じゃあどういう状態ならば200kmだして新幹線になれるのか?」って、そういうことを突き止めて、そのための通路をつくって、じゃあ思う存分行け!っていう、僕らの仕事はそういう仕事ですよ。

とし:おぎじゅんさんと話していていいなぁって思ったのが、「メンバーがiCAREにいることを誇りに思える」っていう状態。iCAREにいるんだよ、いいでしょ!っていう状態になるのが目標。

おぎ:ことさら自慢げにしてなくても、そのことをすごく自尊心として大事している。そういうふうに躊躇なく思える組織になりたいよね。

とし:一緒に成長し合える仲間がいて、かつ社会的正義を持ってるサービスに関われて、他部署との関係も良くて。
「こんな良い組織他所にないでしょ?!なんでみんな他の会社にいるの?うちはおもしろいよ!」って言いたい笑

おぎ:やりがいもあって、尊敬できる仲間がいて、そこにいると自分が正しいことをしているって実感がもてて、そういうのがいいなって。


いかがだったでしょうか!
iCARE DEVチームの「これから良くなる」感がビビビッと伝わったと思います!

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