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デザイナーとエンジニアが一体となって組織力を上げる方法

青木隆之
2020/07/31

デザイナーとエンジニアで一体となって組織力を上げる方法

ウェブ系の開発をする上で欠かせないのが、UIデザインをおこなうデザイナー。動的な開発をおこなうサーバーサイドエンジニア。デザインからウェブに画面をおこすフロントサイドエンジニア。一つの開発をするのに3種類のクリエイターが登場してきます。同じウェブ開発を仕事にしているとはいえスキルも考え方も全くちがいます。齟齬が原因で余計な作業がうまれてしまったり効率よく開発がすすまない問題もでてきやすいです。

それを解決するためにiCARE開発でも常に意識してその問題に取り組んでいます。そこで弊社が取り組んでいるデザイナーとエンジニアが一体となって効率よく開発をすすめるための施策をご紹介いたします。

キックオフミーティング

機能を開発する際にはかならずキックオフミーティングを開きます。参加者はプロジェクトオーナー、デザイナー、エンジニアとディレクター。この時点ではプロジェクトオーナーが作りたい機能の概要を関係者に話します。何がペインなのか?それによってどういう問題がおくるのか?その問題はどうやって解決するのか?解決するためにどういう機能がいるのか?など全体的なイメージを各関係者と共有していきます。これをすることでどういったゴールをすればいいのかがわかり、これからしなければいけないタスクの洗い出しをすことができます。また最初から打ち合わせに参加することで当事者意識を強めることができます。

概要のドキュメント化

次に概要をドキュメント化してメンバーで共有します。どうしても開発には時間がかかりますので進めて行く中で「なんでこの機能をつくってるんだっけ?」と目的を見失ってしまうことがあります。目的を失っていくと機能が微妙にズレていったり、無駄な機能を足してしまったりして効率的にではありません。ですのでドキュメントを残しておくことで目的を見失わずに開発を進めることができます。当然、開発が進む中で目的が変わっていくことがありますので、その際にはドキュメント自体をアップデートしていくことで対応します。なぜ変わったのかを残しておくことも重要です。

週一回の進捗確認

開発がはじまっても週一回の進捗確認はメンバー全員でおこないます。開発が完了するまで担当者にまかせっきりにするのではなく、週一回の頻度でなにか困っていることはないのか?当初想定できなかった仕様の検討などをしていきます。これによって最小限かつスピーディーに情報共有ができます。また担当者の精神的なストレスも軽減することができます。なにか問題があったら相談するというのは意外としにくいものです。週一回の進捗確認の場を設けることでそのストレスを軽減することができます。

開発後の振り返りミーティング

開発が完了したら、メンバーで振り返りをできるだけ早くおこないます。この場ではできるだけ早くするのがポイントです。違う開発が始まってしまったり、当時の記憶が薄れてしまったりしまいあまり効果がでません。開発時になにを考え、何が問題だったのかをできるだけ新鮮な状態で共有することが大事です。
開発をする上で問題になりやすいのは、「言わなくてもわかるだろ!」といって暗黙知が原因の問題です。しっかりドキュメントを残す必要なんかはまったくなく、短時間でいいので打ち合わせの場を高い頻度で設けることで解決することができます。iCAREの開発部でも暗黙知が原因で効率的に作業をすすめることができないことがありました。まだまだ改善の余地はあるかとおもいますが少しづつこうのような施策を試してきたいとおもいます。