風しん予防について
こんにちは、エンジニアの上野です。
今回は、先月Carelyで健康配信されていた「風しんウイルス」について書こうと思います。
皆さん、「風しん」の怖さを知っていますか?
おたふく風邪や水疱瘡、麻しんみたいな感染症で、小さい子供の頃に罹るやつ?というイメージが多いのではないでしょうか。
風しんとは
風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、風しんへの免疫がない集団において、1人の風しん患者から5~7人にうつす強い感染力を有します。
風しんウイルスの感染経路は、飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。
症状は不顕性感染(感染症状を示さない)から、重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合、高熱や発疹が長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあるため、決して軽視はできない疾患です。(厚生労働省から引用)
最近、首都圏の30〜50代の男性に流行っています。
風しんは、咳やくしゃみなどの飛沫感染や接触感染しますが、ワクチンで予防することができます。
一番感染してはいけないのが妊婦の方です。
妊娠初期の妊婦が風しんウイルスに感染すると、お腹の赤ちゃんにも感染して「先天性風疹症候群」という障がいが起きることがあります。
先天性風疹症候群の三大症状は先天性心疾患、難聴、白内障です。妊娠8週前だと発症確率が80%ほどもあると言われており恐ろしいウイルスです。
そして、妊娠中は風しんワクチンを接種できないです。
抗体を持っていない妊婦に移さないためにも、男性も予防が必要です。
講談社「コミックDAYS」で「コウノドリ」の風しんエピソードの回が無料公開がされており、漫画で風しんについて知ることができるのでオススメです。(今日までだった…)
私はコウノドリを読んで、健康診断のオプションに「風しんウイルス抗体検査」を追加しました。
皆さんも、母子手帳や風しんウイルス抗体検査で一度確認しませんか。
みんなで感染を予防して、先天性風疹症候群をなくしていきたいですね。