気づかないコミュニケーションの機会喪失 | Dev Driven 開発・デザインチーム 気づかないコミュニケーションの機会喪失 | 働くひとと組織の健康を創る iCARE

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気づかないコミュニケーションの機会喪失

安田俊之
2017/11/22
 

あれ、カンジがいない?

???

 

今朝、中学生の長男(カンジ)がいつのまにかいなくなっているのに気づきました。

いつもは学校に行く時に「いってきます」といって出ていきますし、私も玄関まで来て見送ります。
 
しかし、今朝は音もなくいつのまにかいなくなっていました。
しんと静まり返った子供の部屋まで来て「変だな」と不審に思っているうちに、何故そうなったのかハタと気づきました。
 
実は、週末に長男の勉強机を居間から子供の部屋に移していたのです。
 
それまでは登校前に居間の勉強机にきて、教科書をカバンに詰めてから出かけていたので、キッチンで食器を片付けたり、洗ったりしている私は否応なくこどもの出発に気付いていたのです。
 
ところが勉強机が子供の部屋に移動したことで、こどもは居間を経由して出かける必要がなくなり、自分の部屋から玄関に直行したため、子供の出発に全く気づかなくなっていたのです。
 
そのことに気づいて「出がけにコミュニケーションが発生する装置を作らないとなぁ」と考えました。
 
さて、今の話は親子の話、家庭の話ですが、職場のコミュニケーションについても同様のこと(気づかない間にコミュニケーションの機会が喪失されていること)が頻繁に起きているのではないかと思います。
 
社員間のコミュニケーションに意識の高い企業では、部署を超えてコミュニケーションしやすいようなデスクのレイアウトにしたり、複数あるドアを閉鎖して一つのドアからしか出入りできないようにしたりして、できるだけ社員同士のコミュニケーションを発生させるようにしているそうです。
 
もちろんそうした空間的工夫や装置は、いろいろあるコミュニケーション活性化のうちの一つでしかないとは思いますが、案外それが原因でクリティカルコミュニケーションの機会を喪失しているのではないかとも思います。
 
少なくとも私にとっては、子供の朝の出がけに「いってらっしゃい」が言えるかどうかは家族内におけるクリティカルコミュニケーション(大げさ?)なので、特に深い考えもなく動かした勉強机が、意外にも家庭内に重大な変更を引き起こしたことになります。
 
家庭にせよ職場にせよ、そうした機会喪失をしていないか時々見直すことは大事なことなのではないかと思います。
 
さて、また職場の話に戻りますが、私はiCAREでエンジニアの仕事をしていて、他のエンジニアの方と「ちゃぶ台を囲む」ようなレイアウトで仕事をしています。みんな向かい合っているので、非常にコミュニケーションが起こりやすいです。向かい合う二人が会話を始めると、いつのまにか他のメンバーも会話に加わっています。そこから問題の共有や助け合いも自然に発生します。もちろん雑談や冗談も飛び交います。
 

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※MTGでうなだれるCTOと温かく受け入れるエンジニアチーム

 

またエンジニア間だけでなく、iCAREは部署を超えて社員同士が活発にコミュニケーションをしている会社です。社員全員が、空間的な工夫以外のところでも積極的にコミュニケーションを図っている賜物ではないかと思います。

 
コミュニケーションの活発な和気あいあいとした会社で働いてみたいというかたにはぴったりの会社なのではないかと思います。
 
というところでお話を終わりにしようと思いますが、自己紹介を忘れていました。私は10月にiCAREに入社した安田と申します。
今後ともよろしくお願いします。